スキムボード上達のポイントはいくつがありますが、とにかくテイクオフ(乗り込み)の精度を上げることが重要です。テイクオフの上達はその後のライディングやアクションの全てに影響するためです。
テイクオフの精度を上げるには、波を見て何度もトライアンドエラーを繰り返すことが1番ですが、板の置き方や足位置、姿勢など、海でなくても練習出来ることはあります。
大阪を拠点に活動している私達は、波のある海までの距離が遠く、休日以外海に入ることができません。そのため、日常的にテイクオフだけでも練習できる環境作りを試行錯誤、どこでもテイクオフが練習できるオフトレ方法を考案しました。
用意するもの
- ・大きめのダンボール
- ・プラスチックの板
- ・両面テープ
- ・パズルマット(デッキパッド用)
- ・パズルマット(表面カーペット素材)
- ・シリコンスプレー
材料はほぼ全て100円均一で揃います。今回はCANDOで全て揃え、全部で約3000〜4000円程かかりました。(※パズルマットを36枚用意)
大きめのダンボールをスキムボードの形にカットし、テープなどで補強します。ダンボールのデッキ面(表面)にパズルマットをカットして両面テーブで貼り付け、デッキパッドとします。ダンボールのボトムにはプラスチックの板を両面テープで貼り付け、シリコンをスプレーすることで、スキムボードのボトムの滑走性を再現します。
カーペット素材のパズルマットをできるだけ平らな地面に設置します。設置したパズルマットにシリコンをスプレーし、滑走性をあげます。
設置したパズルマットの上に、ダンボールで作ったスキムボードを置き、テイクオフの練習をします。はじめは地面においた板に乗り込み、姿勢や足位置を確かめます。徐々にスピードを上げたり、板を置く動作等を練習します。
テイクオフで確認するポイントは、
・板を置く位置
・左右の足位置
・前後の足位置
・重心の位置
・体軸の傾き
などが考えられます。
※サイドウェイやショービットなど、テイクオフ後のシンプルなアクションも練習できます。サイドウェイを縦に戻したり、ステップバックでテールのキックを踏めているかなど、実践を意識して反復練習することで、”海でライディング中に無意識に体が反応”するようになります。
海から遠い地域のスキムボーダーの皆さんへ
近くにポイントがある人は海でスキムをするほうが確実に上達が早いです。海が遠い、近くに波が無いなど、スキムボードを練習するのに不便なエリアにお住まいの方は、休日海で練習できる貴重な時間を、テイクオフ以外のことに注力できるように、オフトレでテイクオフの反復練習をしておくことは、効率的に上達できる可能性が高いと思います。パズルマット&ダンボールスキム&シリコンスプレーは、サンドドロップに近いテイクオフの感触で練習できます。ぜひ近所の公園や自宅でテイクオフを練習してから、海でのスキムボードに活かしてみてください。良いスキムボードライフを。
大阪のスキムボードガレージショップ「SkimJourney(スキムジャーニー)」