こんばんは、CA2です。
この連休に毛原オートキャンプ場へキャンプに行って来ましたが、思いがけない巡り合わせがありました。
キャンプ場にチェックインしようと受付に近づくと、「珍しい名前やなー!」と管理人のおっちゃんに声をかけられ、そこから世間話に。受付小屋の中には薪ストーブがあり、サーフボードが飾ってあったりで色んな話をしました。
大体キャンプ場のチェックインはどこも事務的で、それが普通だと思っていたので、「ちょっと変わったキャンプ場やなー」ぐらいに思っていましたが、設営をはじめてからも頻繁に声かけてもらい、ガイロープを借りたり親切にしてもらっているうちに意気投合して自分達のシェルターの中で一緒に夜飲みました。
オーナーの肥後さんのことは、直近二年の間に毛原オートキャンプ場に来たことがあるみなさんはご存じかとおもいます。
年齢は自分達のおよそ倍になりますが、クリエイティブというか、バイタリティが自分達若い世代以上にあり、「世の中や自分の置かれている環境が気に入らなければ全部自分の行動で変えてしまえ」を地で行くかっこいい大人でした。
二年前までは横浜でサーフショップを構えて、リタイアのつもりで縁あって和歌山に移住したらしいのですが、キャンプ場の管理の話が来たのでやってみたら火がついて「このキャンプ場を変えてやる!」みたいになったみたいです。
バブル期にアパレルや貿易系の仕事をしていたみたいで、経営にはかなり精通しているようなので、受け身のインバウンド頼みなのが我慢できなかったみたいです。
地方の普通のキャンプ場は、特に売り込みをかけるわけでもなく、お客さんが検索してキャンプ場の情報にたどり着き、自発的に予約してきてくれることで売り上げが上がります。つまり、はっきり言うと運任せです。昨今のキャンプブームの恩恵で、売り上げは上がっているでしょうが、ブームが去るとキャンプ人口が減り、決まったパイの奪い合いになります。
オーナーはキャンプ場経営は初めてでしたが、経営開始1年目の去年そのことにすぐに気づき、オートサイトをいかにコンスタントに埋めるかということを考えたそうです。
集客には既存と新規がありますが、キャンプという母数の少ないお客さんからの集客を考えた時にまず力を入れるべきは既存のリピーターを増やすことでしょう。オーナーは普通のキャンプ場ではやってないようなプラスアルファのサービスを提供することで、1年のうちに同じ人にリピートしてもらうことに力を入れたそうです。実際かなり親切にしてくれて、サイトで一緒になった別のキャンパーの方もオーナーに会うためにリピートしたといっていました。
そして新規獲得のために、予算を捻出して購入したノルディスクのアスガルドをDIYしたウッドデッキに設営して目玉を作る、Facebookで情報発信する、等精力的に活動しているそうです。
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今年の1月には大雪の影響でアスガルドが倒壊してしまいましたが、それをFBでネタにすることで新規客に興味を持ってもらうというように集客につなげてしまいました。
私はそのFB記事をフックにまんまと集客されてしまった一人です。
自分たちが面白がってここに決めたということは、その狙いがハマったということです。まさかそれを狙ってくるキャンプ場があるとは思いませんでしたが。
自分もWebを本職をしていたり、the longstay JAM の仕掛け人として、オーナーの考え方には共感する部分が多くありました。
オーナーは昨年キャンプ場貸し切りイベントを3つ開催したそうで、そのうち1つは300人以上の集客を達成したそうです。
決められた区画内の予約を埋める以上の売り上げを上げる良いアイデアだと思います。自分たちもちょうど貸し切りイベントできるキャンプ場を探していたので今年はここでイベントをさせていただく話となりました。
2年前にもありましたが、何か行動しようとした節目の時にこういった思いがけない出会いがあります。
これは実行しろという導きだと感じましたので、早々に企画したいと思います。
主催、スタッフなどどのような形での開催になるかはまだ未定ですが、近日中に体制を固めてここでも報告できたらと思います。