昨今のアウトドアブームでキャンプ人口がどんどん増えています。
もちろん多くの方がキャンプを楽しいと体験できる機会が増えるのはうれしい限りですが、中には大型テントの準備や片付けに手間取り、疲れて楽しめなかったという経験をされた方も出てくるかと思います。
また、キャンプに慣れてきて、装備の軽量化や、人と被らないデザインのテントを探している方も多いのではないでしょうか。
そんな方々にオススメしたいのが、軽量・設営撤収簡単・高い居住性の三拍子そろっていてキャンプ中上級者が好んで使用する「2ポールシェルター(ツインポールシェルター)」です。
2ポールシェルターの魅力
私自身、キャンプ場で「MSRパビリオン」を拝見して、そのシンプルさや合理性から2ポールシェルターの魅力にとりつかれ、毎日オークションでMSRパビリオンの検索が始まりました。
雑誌やWebで存在は知っていましたが、現物を見ると本当にかっこいいです。
2008年以降廃盤となっており、2016年限定復活するも販売開始前に予約完売するほどの人気ぶりです。
現在もその人気は高まっており、オークションでは定価の2~3倍で取引されています。具体的には20万~30万円です。
1年中オークションに張り付いてますが、全く買える気がしません。
なぜ2ポールシェルターはここまで人気なのでしょうか。
2ポールシェルターのメリット
大きな幕を2つのポールで支える、よくよく考えてみたらとても単純な構造のシェルターですが、この単純さが最大のメリットを生み出します。
2ルームテントやドームテントと比べてポールが圧倒的に少なく、それは設営に時間がかからないことや、総重量が軽量化できることを意味します。
手軽に広々とした室内空間を確保でき、夏は追加ポールで好きな場所を跳ね上げて空気の通り道を確保する等、様々な設営スタイルが取れます。
また、初期状態ではフロアレスで雨の日の撤収を楽にでき、オプションのフロアを用意すればテントとして使用することもできるため、状況に応じて臨機応変な対応が可能です。
ラインナップ(入手困難)
これらは現在オークション以外では入手が困難なラインアップです。
MSR – パビリオン
個人的に一番欲しい2ポールシェルターです。
2008年以前モデルはボディがベージュ、2016年復刻モデルはボディが白でカラーが若干違います。
オークションで20~30万で取引されています。
ローカスギア – ソリスシル
これもMSRに負けない高級感。価格も同じぐらいです。
生で見たことはないですが、Webやインスタで見る限り質感は高そうです。
GoLite – シャングリラ8
GOLITEはその名の通り軽量コンパクトにこだわり、8名収容のシャングリラ8でも3kg弱しかありません。
その軽さでそこそこ広さが確保できます。
1サイズ小さいシャングリラ6も同様の使用が可能です。
おまけ NEIGHBORHOOD × HELINOX – E-SHELTER
2ポールではないですが、nearlyということで、NEIGHBORHOOD × HELINOXのダブルネーム、E-SHELTERもご紹介。
大人10名が入っても余裕で、バッグパック・スタイルの収納バック付きです。
https://www.instagram.com/p/BhSryVghEh2/
ラインナップ(購入可能)
Nemo – ヘキサライト6P
他の2ポールシェルターが定価10万円を超える中、こちらは定価5万円代と抑え目です。
サイズもひとまわり小ぶりですが、総重量5kg台と軽量なところも魅力的です。
2018年新色が発売されれば定価で購入可能となる可能性があり、オークションなら旧カラーも狙えます。
※写真の白カモモデルはマイクス別注のコラボモデルのため、定価もう少し高めです。オークションでも10~20万の高額取引となっています。
※2018年3月10日に新色キャニオンカラーが販売開始されました。
キャンプマニアプロダクツ – プレシャス
キャンプマニアプロダクツがキャンパルジャパン(小川キャンパル)に別注製作した2ポールシェルターです。
現物を見たことがないので想像ですが、キャンパルジャパンということは、ツインピルツのノウハウが活かされているのではないでしょうか。
【WEB限定発売】CAMP MANIA PRODUCTS / “PRECIOUS” twin pole shelter
tent-Mark DESIGNS – CIRCUS 720DX
テンマクデザインはテント、タープ、シュラフ、焚き火用品、調理器具を取り扱う国内メーカーです。
メガパンダは、テンマクデザインがアウトドア・イラストレーター「こいしゆうか」さんプロデュースの元展開しているパンダシリーズの2ポールシェルターです。
スカート部分に独特のひらひらがついていたりと、女性好みのデザインかと思います。
競合と比べ価格が抑え目であることも人気の理由でしょう。
snowpeak – ランドステーション
スノーピークが2ポール市場に参入してきました。
スノーピークといえばベージュ×赤のイメージでしたが、最近流行の白系、アイボリーシリーズを展開しています。
M・Lの2サイズ展開しており、用途に合わせて選択できます。
キャプテンスタッグ – CSクラシックスキャンプベースUV
2018年にキャプテンスタッグから2ポールシェルターが投入されるそうです。
その名も「CSクラシックスキャンプベース」。
CSクラシックスシリーズはトレンドのオールホワイトですので、コスパはもちろん、見た目も期待できそうです。
追記>いくつかのWEBサイトで販売開始したようです。
キャンパルジャパン×カナディアンイースト ツインピルツフォーク ブラック
さて、2017年個人的大本命はこちらです。
2ポールシェルターは欲しいと思っても手に入れにくいのが現状ですが、そんな中、キャンパルジャパン(小川キャンパル)とカナディアンイーストのコラボモデル、「Twin Pilz Fork(ツインピルツフォーク ブラック)」がしれっと登場していました。
ツインピルツは今年は割と手に入れやすい状況ですが、ブラックは人気が出てすぐ入手困難になるのではないかと予想しています。ブラックは自分のキャンプカラーとは違いますが、正直かなり迷っています。
ブラックアイテムが好き、2ポールシェルターが欲しい、という方なら販売中の間に迷わず即購入するべきアイテムかと思われます。
まとめ
2017年現在、2ポールシェルターは需要に対して供給が追いついておらず、欲しくても手に入れられない方が多数存在するため、より価格が高騰しているのではないかと考えられます。
個人的には、MSRパビリオンが理想ですが、現実的にNemoのヘキサライト6Pか、キャンパルジャパン×カナディアンイーストのツインピルツブラックを手に入れるために今後も情報収集を続けていきたいと思います。
追記>
Nemoヘキサライト6Pを購入しました。
ツインピルツブラックは、ランタンでシェルターを光らすのが難しいのではないかと思い、Nemoヘキサライト6Pに決めました。
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2ポールシェルターと合わせて使うとフロアレスなキャンプスタイルが楽しめます。